株式会社コプログローバルマネジメント

2025.04.25 | 役員ブログ ミャンマー地震による事業への影響と今後の活動

こんにちは。株式会社コプログローバルマネジメント 代表取締役社長の金田です。

2025年3月28日、ミャンマー中部で大規模な地震が発生しました。
まずは、この地震により亡くなられた方に謹んで哀悼の意を表しますと共に、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早く平穏な日常が戻ることを願っています。

ミャンマーに寄り添い、支援する

地震は、日本時間の3月28日午後3時20分ごろに起きました。地震の規模はマグニチュード7.7と推定されています。マグニチュード9.0を観測した東日本大震災に比べたら小規模ではありますが、マグニチュード7.6だった能登半島地震とほぼ同程度です。

当社のスタッフの中には、家族を亡くしたり、実家が崩壊したりするメンバーもおり、とても心が痛みます。今できることは限られていますが、共感と思いやりを大切にしながら、彼らを見守り支え、寄付金を集めるなどの支援ができればと思っています。

この地震で最も大きな被害を受けたのは、ミャンマー第2の都市マンダレーです。激しく倒壊した建物の映像をご覧になった方も多いと思いますが、マンダレーには古いビルが多く、大きな揺れに対して脆弱な構造となっていた点が指摘されています。

私たちのオフィスがある南部のヤンゴンは、マンダレーから飛行機で約1.5時間の距離にあります。ヤンゴンの被害は比較的軽いものでしたが、地震の影響で停電が頻発し、1日に数時間の電力供給しかない状況が続いています。オフィスでは自家発電に頼らざるを得ませんが空調までは電気が行き渡らず、特に暑い4月から5月に冷房が使えないことはスタッフにとって大きな負担となっています。それでも、スタッフたちは互いに支え合いながら、懸命に業務を遂行しています。

また、当社には日本で働くミャンマー出身の方からの問い合わせも増えており、彼らのキャリアチェンジを支援する取り組みを進めています。彼らが日本で働く中で見つけた新たなキャリアへの希望に合わせて新しい職場やスキルを獲得できるよう、サポートを行っていきます。

日本の未来を支える海外人材の活躍をとめない

改めて言うまでもなく日本では少子化による人材不足が深刻化しており、海外人材の活用がますます重要視されています。彼らが日本社会で活躍し、経済を支える存在として力を発揮することで、持続可能な未来を築くことが期待されています。当社では、ミャンマーのみならず、インドネシアやネパール等ほかのアジア諸国との連携も強化する必要性を感じています。他国との連携を深めることで、より安定した海外人材の受け入れ体制を構築していくつもりです。

また、前述の通り、日本国内にいる海外人材のキャリアチェンジを支援する取り組みも進めています。例えば、地方都市で働く海外人材の中には、日本で働くことを経験し、次のキャリアや違う環境で働くことを目指す人もいます。彼らの希望に応じた新たなキャリアの可能性を提供することで、この先も日本で働き続けたいと思ってもらうことが重要です。特定技能試験を受験して資格を取得し、より適した職場で活躍してもらえるような、彼らの夢や目標を実現するための継続的なサポートを提供していきます。

日本の少子化問題や労働力不足を解決するためには、海外からの人材受け入れが不可欠です。グローバルな視点での連携と支援を通じて、より良い未来を築くために貢献してまいります。

代表取締役社長  金田 浩邦