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2023.12.01 | マンスリーミャンマーレポート ミャンマーのヤンゴン外国語大学にて宿泊業セミナーを開催しました

2023年11月、ミャンマーのヤンゴン外国語大学にて日本語学科3.4年生を対象に「日本の宿泊業で働きたい人へのセミナー」を開催しました。

ヤンゴン外国語大学は1964年に外国語専門学校として設立され、1996年に四年制大学に変わった歴史ある学校です。ミャンマー国内ではTOP5に入る名門で、ミャンマー語、英語、日本語、韓国語、中国語、フランス語、タイ語、スペイン語等を学ぶ学生の皆さんが通われています。

セミナー当日には多くの学生さんが集まってくれました。日本の宿泊業界の特徴や就業に必要なビザ、仕事をするうえで求められる日本語のレベルについて詳しく説明し、参加者が日本の就職を前向きに考えていただくお話をさせていただきました。

今回のブログでは、そのセミナーの内容や様子をご紹介します。

セミナー内容

セミナーではCGMの代表金田と生田が、”ミャンマーの方が日本で働く” という観点から、様々な内容お話しをさせていただきました。多くのミャンマーの方々と日本で働いているCGMならではの内容をふんだんに盛り込み、学生の皆さんの役に立つ情報をご提供できました。

日本の宿泊業界の特徴について

日本の宿泊業界は、高いサービス品質とおもてなしの心で世界中で知られており、日本の観光産業を支える重要な柱となっています。昨今では訪日外国人観光客の急激な増加に伴い、宿泊施設も多様化。ホテルや旅館、ゲストハウスなど、宿泊業界で働くと一口に言ってもさまざまな選択肢があります。宿泊産業の現場を見続けてきたCGMならではの情報を交えつつ、「どんな場所でどのように働くのか」を説明しました。

宿泊業界で働くために必要なビザについて

次に、宿泊業界で働くために必要なビザについて説明しました。ミャンマーの方が日本の宿泊業界で働く場合、「特定技能」や「技術・人文知識・国際業務」などが必要となります。ビザの取得は多くの時間がかかる非常に大変な作業ですが…日本で働く上では決して避けては通れない重要なポイント。学生の皆さんも真剣な表情で聞いておりました。

必要な日本語レベルについて

一般的な宿泊業界では、日常会話レベルの日本語能力が求められることが多いです。ただし、高級ホテルや特別なサービスを提供する施設では、より高度な日本語能力が必要となる場合もあります。日本語は漢字・カタカナ・平仮名と文字の数が非常に多いうえに敬語の種類も多様で非常に難解。日本語能力試験(JLPT)のN2以上を目指すことを推奨しておりますので、N2を取得するまでの方法やフローをご紹介させていただきました。

グループ面談

セミナーの後半ではCGMのメンバーも加わって参加者同士のグループ面談を行いました。

グループ面談では、具体的にどのような場所で働きたいか、どんな仕事をしたいかについて意見交換を行いました。

ある学生さんが東京の高級ホテルでフロント業務を希望している一方で、別の学生さんは地方の旅館で外国人観光客を迎える仕事に興味を持っているなど、同じ宿泊業界を志望するにしてもその動機や気持ちは様々。ミャンマーの学生の方々から積極的な発言をいただき、時間が足りなくなるくらい大いに盛り上がった意見交換の場となりました。

CGMとしても、日本で働きたいと思ってくださるミャンマーの学生さんと直接意見交換をすることで「どんなことを思っているのか?」「何故そう思っているのか?」といった生の声を聞くこができました。こういった声を聞く機会はなかなか多くないので、我々にとっても非常に有意義なグループ面談となりました。

日本で働きたいという夢をサポートします

今回のセミナーを通じて、日本で働くための情報を色々とご提供させていただきました。参加者の皆さんからは「日本の宿泊業界で働くための具体的なステップを理解し、自信を持ってキャリアを進めるためのヒントを得ることができました」というようなご感想もいただくことができました。今後もこのようなセミナーを開催し、日本で働きたいと話してくださる皆さんの夢をサポートしていきたいと思います。

ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!次回のセミナーもぜひ楽しみにしていてくださいね。