
異国の仲間が支え合う「第二の故郷」づくり
福島県福島市飯坂町にある老舗旅館「匠のこころ 吉川屋」様では、約1年前に初めてミャンマー人材をフロントスタッフとして採用されました。採用されたのは、ミャンマーのヤンゴン外国語大学日本語学科出身の新卒2名(ニンさん・エーさん)です。両名は高い日本語力と明るい接客姿勢が評価され、入社からわずか1年でフロント業務を任されるまでに成長されています。

さらに本年は、同大学の後輩にあたる新卒ミャンマー人材2名を追加採用されました。加えて、調理業務を志望する特定技能(外食分野)の中途人材2名も新たに迎え入れ、現在ミャンマーメンバーが6名体制となっています。

他にインドネシア出身の仲間も在籍しており、言語や文化の違いによる課題を互いに支え合いながら克服できる環境が自然に形成されており、安心して働ける職場づくりが進んでいます。吉川屋様では、「海外人材が活躍できる組織づくり」を中長期的な採用戦略の柱と位置づけており、海外人材の定着と成長を実現する先進的なモデルケースとして注目されています。
接客部 フロントサービス課 課長 熊倉様
『ミャンマー人材の印象と共に働く現場の変化』

― 初めてミャンマー人を採用してみていかがでしたか?
今回が初めての採用でしたが、実際に働いてもらって感じたのは、とても真面目で勉強熱心ということです。お客様への笑顔も素敵で、入社からわずか1年でフロント業務を安心して任せられるほどに成長しました。
― 教育・研修で意識されたことは?
来日当初は日本語の聞き取りに苦労している様子もありましたが、できるだけコミュニケーションをまめに取ることを意識しました。小さなことでも気軽に話せる関係づくりを大切にしています。
― 日本人スタッフの反応はいかがですか?
とても良い雰囲気です。今では日本人の新入社員にもニンさんやエーさんが教えてくれることもあり、国籍に関係なく先輩・後輩として助け合う関係ができています。
― 大学の後輩にあたるミャンマー人の新人については?
先輩たちが丁寧に指導してくれるので、安心して任せられます。文化的なつながりもあって、チームとしてとても良い関係性が築けています。
― 今後に期待することを教えてください。
海外人材も日本人も関係なく、実力で評価される職場にしていきたいです。今後は、リーダーとして任せられるような存在に成長してほしいと思っています。
― 海外人材の導入を検討している企業へメッセージをお願いします。
最初は不安に感じることもあると思いますが、実際に働いてみると皆さんとても素直で、吸収力が高く、即戦力になってくれます教えた分だけ確実に成長してくれるので、ぜひ積極的に挑戦してみてほしいです。
\ YouTubeチャンネル「MIRAISE」でインタビュー動画公開中! /

チャンネル登録もぜひよろしくお願いします!